当院では2022年より、精度が高い子宮頸がん検査 液状化細胞診(LBC法:Liquid-Based Cytology)を採用しております。(クリニックでの受診のみ)
従来の「直接塗抹法」では採取した細胞を直接スライドガラスに塗抹するため、細胞の乾燥リスクや血液・粘液等の不純物が付着し診断に影響があるとされてきました。
「液状化細胞診」では専用の保存液が入ったバイアルと呼ばれる容器の中でブラシをすすいで細胞を回収し、その保存液から専用の機械にかけ細胞診検査用標本を作ります。そのため液状化細胞診では血液や粘液などの不純物を取り除いたうえで標本を作ることが可能となります。また細胞の乾燥を防ぐとともに細胞の重なりの少ない標本を作れるため、病変の検出率向上が期待されます。
ぜひ、毎年の定期健康診断の受診の際に子宮頸がんの頸部細胞診をご受診ください。
※液状化細胞診(LBC法)は、クリニックでの受診に限ります。巡回健診での実施では従来の「直接塗抹法」となります。